年々、晩婚化・非婚化が加速し、独身の一人暮らしが増えています。
また、最近は離婚も多い傾向にあり、一度は結婚したものの、一人暮らしに戻ってしまった人も多いようです。
一人暮らしの方は家族持ちの人に比べて生活費がかからず、貯金しやすい傾向にあります。
そんな独身の一人暮らしの貯金額は一体どれくらいなのでしょうか。
今回も年代別に調べてみました。
※金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和2年)」を
参照しております。
※金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[2人以上世帯調査](令和2年)」を
用いて家族持ちの方と比較しております。
貯金額の分布(一人暮らし全体)
65.7~ 3,000万円以上 上位5.6%
63.5~ 2,000~3,000万円未満
上位8.7%以内
61.9~ 1,500~2,000万円未満
上位11.3%以内
60.0~ 1,000~1,500万円未満
上位15.8%以内
58.2~ 700~1,000万円未満
上位20.1%以内
56.7~ 500~700万円未満 上位25.2%以内
55.7~ 400~500万円未満 上位28.1%以内
55.3~ 300~400万円未満 上位32.1%以内
53.5~ 200~300万円未満 上から36.4%以内
51.7~ 100~200万円未満 上から43.3%以内
47.3~ 100万円未満 上から60.5%以内(2番目に多い)
貯金なし 残り36.2%(最も多い)
その他無回答 3.4%
平均貯蓄額:653万円
中央値:50万円(上から50%くらい、つまり真ん中)
全体で見ると、一人暮らしのケースでは、なんと4割近く貯金がない人がいらっしゃいます。
2人以上世帯だと2割くらいが貯蓄がありません。
この日本に住んでいて貯金が100万円以上ある人は恵まれている方かも知れませんね。
家族持ちは貯金がない人が16.1%なのに対して、一人暮らしは36.2%が貯金なしです。
年収300万円未満→平均:472万円 中央値:20万円
年収300~500万円未満→平均:690万円 中央値:145万円
年収500~750万円未満→平均:1,614万円 中央値:562万円
年収750~1,000万円未満→平均:1,954万円 中央値:1,310万円
年収1,000~1,200万円未満→平均:1,542万円 中央値:1,201万円
年収1,200万円以上→平均:2,477万円 中央値:1,750万円
※50代~60代が4割を占めているデータです。
貯金額の分布(20代の一人暮らし)
該当なし 3,000万円以上
75.0~ 2,000~3,000万円未満 上位0.3%
74.0~ 1,500~2,000万円未満 上位0.8%
71.0~ 1,000~1,500万円未満 上位1.7%
68.2~ 700~1,000万円未満 上位3.4%以内
65.3~ 500~700万円未満 上位6.3%以内
63.4~ 400~500万円未満 上位8.8%以内
61.4~ 300~400万円未満 上位12.4%以内
59.3~ 200~300万円未満 上位17.2%以内
56.4~ 100~200万円未満 上位26.0%以内
48.8~ 100万円未満 上から54.3%以内(1番目に多い)
貯金なし 残り43.2%(1番目多い)
その他無回答 3.4%
平均貯蓄額:113万円
中央値:8万円
20代の一人暮らしの4割強が貯金なしのようです。
2人以上世帯では16%くらいが貯蓄なしです。
20代ではちょっとでも貯金がある方は恵まれている方ですね。
20代前半は社会人スタートしたばかりの人が多いので、まだ給料も少なくお金も貯まっていない人が多いことと思われます。
年収300万円未満→平均:76万円 中央値:5万円
年収300~500万円未満→平均:164万円 中央値:57万円
年収500~750万円未満→平均:424万円 中央値:351万円
年収750~1,000万円未満→平均:5万円 中央値:5万円
年収1,000~1,200万円未満→平均:750万円 中央値:750万円
年収1,200万円以上→平均:1,000万円 中央値:1,000万円