2人暮らしの生活費の分布と平均を見てみましょう。
DINKS(夫婦だけ)やシングルマザー(もしくはファザー)、定年後の夫婦などのパターンです。
※総務省の国民生活基礎調査を元に作成しております。
2人暮らしの生活費分布
5万円未満 0.3%
5~10万円 3.9%
10~15万円 12.9%
15~20万円 18.8% ※2番多いゾーン
20~25万円 23.1% ※1番目に多いゾーン
25~30万円 15.3%
30~35万円 11.9%
35~40万円 4.6%
40~45万円 3.0%
45~50万円 1.1%
50~55万円 1.2%
55~60万円 0.3%
60万円以上 2.0%
不明 1.5%
2人暮らしの生活費平均値:24.4万円
2人暮らしの生活費中央値:23万円前後と推定
年齢別の平均は、20代が21万円、30代が23万円、40代が23万円、50代が27万円、60代が25万円、70代が24万円、80歳以上が22万円くらいといったところです。
食費:40,000円
住居:75,000円(賃貸の場合)
電気代:8,000円
ガス代:4,000円
水道代:3,000円
スマホ代:14,000円
プロバイダー:5,000円
交通費:20,000円
生活雑貨:4,000円(洗剤など)
お小遣い:20,000円(1人1万円)
(合計:193,000円)
お弁当を作るなど工夫すれば、食費がグンと抑えられます。
昼が外食という場合は2万円を加算します。
シングルファーザーもしくはマザーの例では10,000円が加算されます。
食費:40,000円
住居:25,000円(ローン完済済みマンションの場合)
電気代:10,000円
ガス代:4,000円
水道代:3,000円
スマホ代:12,000円
プロバイダー:5,000円
交通費:10,000円
生活雑貨:5,000円(洗剤など)
医療費:20,000円
交際費(孫へのお年玉準備金等):4,000円
お小遣い:20,000円(1人1万円)
(合計:158,000円)
定年後、夫婦2人で生活していくには、住居があるのとないのとでは大きく変わってきます。
ローン完済済みマンションや戸建てがある場合は月20万以内におさまりますが、賃貸の場合は3~5万円上乗せ、老人ホームの場合は、15万程度上乗せとなります。
ローン完済済みマンションや戸建てがある場合は、ひと月あたり15~20万くらい見ておくといいようです。夫婦2人で月20万の年金(※低く見積もっています)があれば余るくらいになります。
ゆとりのある生活ができます。なお、老後の資金が2,000万円程度あれば85歳くらいに住居を売却して老人ホームも視野に入れてよいかと思います。
賃貸マンションに住まれる場合は、20~23万円くらいの生活費となるでしょう。
夫婦2人で月20万の年金(※低く見積もっています)であれば、月2~3万円の取り崩しとなります。65歳から95歳まで生きると30年。2.5万円×12ヶ月×30年=900万円。
夫婦で1,000~1,500万円くらいの老後資金があれば十分生きていけそうですが、85歳くらいから老人ホームに入るには、2,500万程度の資金がほしいところです。
ちなみに、60代後半の純貯蓄額の平均値は1,500万円。
多くの人が老後の資金を十分に貯めているということになります。