世帯の分布
この日本の人口約1億2千600万人の中で生活保護受給者数は214万人くらいです。全国民の1.7%になります。
その中で高齢者と傷病・障害者が8割近くを占めます。
残る2割は貧困や親の介護などで働けない、就職が難しいなど事情があるようです。
不正受給は件数で2%、金額で約0.45%と割合にしては小さいものの、金額にすると170億円近くにのぼります。
※この記事は厚生労働省の「生活保護制度の現状について」を参照しております。
生活保護受給者全体の45.5%は65歳以上で、60代以上に範囲を拡げると55.6%になります。
年齢の分布
65歳以上:45.5%
60~64歳:10.1%
50代:12.5%
40代:10.9%
30代:5.5%
20代:2.8%
19歳以下:12.8%
なお、65歳以上3,554万人の中で生活保護受給者は約97万人。
高齢者の2.7%が生活保護を受けていることになります。
特に65歳以上の生活保護受給者は年々増えており、配偶者に先立たれ、1人の年金では生活できないというケースが多い。
高齢者の1人暮らしの貯蓄額を調べてみると、貯蓄ゼロが26.7%もいらっしゃいます。
100万円未満を入れると34.6%、さらに100万円台を入れると約40%にもなります。
バイトなどで働けるうちは何とかしのげますが、身体が悪くなって働けなくなると、生活保護に頼るしかないようです。