日本のコロナ感染者と死亡者の割合

統計

日本のコロナ感染者の割合

ウィルス

コロナ禍の世の中になって1年半以上が経過しました。

ネットやテレビでは、毎日のようにコロナの感染者数と死亡者数が報告されていますが、人口からみてどのくらいの割合なのでしょうか。

今回は、2022年2月時点の日本全国と感染者数の多い都道府県上位20の累計コロナ感染者数の割合と累計死亡者数の割合を調べてみました。

※総人口は総務省統計局の人口推計を参照しております。
※コロナ感染者数と死亡者数はJHU CSSE COVID-19 Dataを参照しております。
※コロナ感染からの回復者数は、https://covid-2019.live/を参照しております。
(2022/2/5更新)



累計コロナ感染者の割合

※累計感染者数/総人口で表示しております。

日本全国:302万人/1億2,536万人 2.4%(100人中2.4人)

東京都:63.4万人/1,392万人 4.6%(100人中4.6人)

大阪府:37.4万人/880万人 4.3%(100人中4.3人)

神奈川県:26.9万人/919万人 2.9%(100人中約3人)

愛知県:18.7万人/755万人 2.5%(100人中2.5人)

埼玉県:18.4万人/735万人 2.5%(100人中2.5人)

千葉県:15.8万人/626万人 2.5%(100人中2.5人)

兵庫県:14.8万人/546万人 2.7%(100人中2.7人)

福岡県:13.9万人/510万人 2.7%(100人中2.7人)

沖縄県:84,979人/145万人 5.9%(100人中6人)

京都府:72,461人/258万人 2.8%(100人中2.8人)

広島県:53,274人/280万人 1.9%(100人中1.9人)

静岡県:51,395人/364万人 1.4%(100人中1.4人)

茨城県:39,432人/286万人 1.4%(100人中1.4人)

群馬県:33,196人/194万人 1.7%(100人中1.7人)

岐阜県:31,841人/198万人 1.6%(100人中1.6人)

熊本県:31,349人/174.8万人 1.8%(100人中1.8人)

岡山県:29,475人/189万人 1.6%(100人中1.6人)

奈良県:28,874人/133万人 2.2%(100人中2.2人)

栃木県:26,989人/193万人 1.4%(100人中1.4人)

滋賀県:25,499人/141万人 2.0%(100人中2.0人)

2022年2月。コロナの世の中になって2年が経過しました。
感染力の強いオミクロン株の影響で2022年1月から累計感染者数もドン!と増えました。
コロナ感染者ワーストの大阪と東京では100人中4.5人くらいがコロナに感染したことがあるという結果が得られました。

前回調査時(2021年10月下旬頃)から約3ヶ月ですが、約1.8倍になりました。

なお、上記の表は、累計感染者数ですが、全体の7割くらいが回復しています。
現在、オミクロン株の影響で感染者数が増えているせいか、前回調査時より2.8割くらい下がりました。まだ治療中の方が多いようです。

他県の累積感染者数は100人中2~3人前後でしたが、驚いたのは沖縄県。
100人中約6人と、割合から言えば東京と大阪を抜いていました。
旅行者が多いためかもしれません。



コロナで死亡された方の割合

総人口に対しての割合です。
※感染者に対しての割合は後述をご参照下さいませ。

日本全国:19,054人/1億2,536万人 0.015%(10,000人中1.5人)

東京都:3,216人/1,392万人 0.023%(10,000人中2.3人)

大阪府:3,170人/880万人 0.036%(10,000人中3.6人)

神奈川県:1,357人/919万人 0.015%(10,000人中1.5人)

愛知県:1,223人/755万人 0.016%(10,000人中1.6人)

埼玉県:1,068人/735万人 0.015%(10,000人中1.5人)

兵庫県:1,448人/546万人 0.027%(10,000人中2.7人)

千葉県:1,063人/626万人 0.017%(10,000人中1.7人)

福岡県:666人/510万人 0.013%(10,000人中1.3人)

沖縄県:405人/145万人 0.028%(10,000人中2.8人)

京都府:304人/258万人 0.01%(10,000人中1人)

広島県:253人/280万人 0.009%(100,000人中9人)

茨城県:226人/286万人 0.008%(100,000人中8人)

静岡県:215人/364万人 0.006%(100,000人中6人)

岐阜県:227人/198万人 0.01%(10,000人中1人)

宮城県:118人/230万人 0.005%(100,000人中5人)

奈良県:159人/133万人 0.01%(10,000人中1人)

群馬県:195人/194万人 0.01%(10,000人中1人)

岡山県:139人/189万人 0.007%(100,000人中7人)

栃木県:130人/193万人 0.007%(100,000人中7人)

全人口に対して、コロナでなくなった人の割合は0.015%。
10,000人中1.5人です。

高齢者だけに絞ると、60代は0.01%(1万人中1人程度)、70代は0.03%(1万人中3人程度)、80代は0.08%(1万人中8人程度)になります。

いずれも女性よりも男性の方がコロナによる死亡率が高くなります。
その背景には、女性の方が健康に気を使う、男性の方が仕事などの活動率が高いなどが推測されます。


コロナ感染者で亡くなった方の割合

※累計コロナ感染者に対しての割合です。

日本全国:19,054人/302万人 0.63%(1,000人中6人)

大阪府:3,170人/37.4万人 0.8%(1,000人中8人)

東京都:3,216人/63.4万人 0.5%(1,000人中5人)

神奈川県:1,357人/26.9万人 0.5%(1000人中5人)

愛知県:1,223人/18.7万人 0.7%(1,000人中7人)

埼玉県:1,068人/18.4万人 0.6%(1,000人中6人)

千葉県:1,063人/15.8万人 0.7%(1,000人中7人)

兵庫県:1,448人/14.8万人 1.0%(100人中1人)

福岡県:666人/13.9万人 0.5%(1,000人中5人)

沖縄県:405人/84,979人 0.5%(1,000人中5人)

京都府:304人/72,461人 0.4%(1,000人中4人)

広島県:253人/53,274人 0.5%(1,000人中5人)

茨城県:226人/39,432人 0.6%(1,000人中6人)

静岡県:215人/51,395人 0.4%(1,000人中4人)

岐阜県:227人/31,841人 0.7%(1,000人中7人)

宮城県:118人/人 0.5%(1,000人中5人)

奈良県:159人/28,874人 0.6%(1,000人中6人)

群馬県:195人/33,196人 0.6%(1,000人中6人)

岡山県:139人/29,475人 0.5%(1,000人中5人)

栃木県:130人/26,989万人 0.5%(1000人中5人)

コロナに感染された方の1,000人に6人が亡くなっています
前回調査時(2021年10月)も前々回調査時(7月)より死亡率が下がっていましたが、今回はさらに下がりました。

コロナ感染死亡率が下がっている背景は、以下のことが考えられます。

・感染率は高いが重症化しにくいオミクロン株の出現
・比較的回復しやすい若い人の感染者の割合が増えたこと
・医療の進歩やワクチン接種率の向上による重症化率の低下

コロナ感染者の中の死亡率は、兵庫県と大阪府が高い傾向にあります。

なお、高齢者でコロナに感染された方の死亡率は、60代で1.0%、70代で4.0%、80代で9.3%です。



年代別感染者数

その年代の総人口に対する割合です。

20歳未満:約559,179人/2,064.1万人 2.7%(100人中3人)

20代:約663,541人/1,265.5万人 5.2%(100人中5人)

30代:約443,498人/1,425.3万人 3.1%(100人中3人)

40代:約415,849人/1,849.8万人 2.2%(100人中2人)

50代:約308,678人/1,632.4万人 1.9%(100人中2人)

60代:約155,448人/1,610.1万人 1.0%(100人中1人)

70代:約114,110人/1,602.1万人 0.7%

80代以上:約105,241人/1,130.2万人 0.9%

※人数は、厚生労働省のデータからわかるー新型コロナウィルス感染症情報を参考にした値です。7割くらいが回復しています。

なお、テレビなどでは若い人の感染者が多いと報道されていますが、パーセンテージに換算すると20代では5.2%(100人に5人くらい)、30代では3.1%(100人に3人くらい)という結果になりました。

原因としては若い人ほど活発に行動する、行動範囲が広い等が挙げられます。
また、60代以降は定年を向かえて家にいる人が多くなり、結果として外出頻度・外出時間も減り、感染率が下がっているものと思われます。

若い人がお年寄りにうつして重症化するのでは?と心配される方もいらっしゃいますが、浜松医療センターによると、濃厚接触者が感染する確率は5%とのこと。
ただ、食べ物を共有すると7%に上がるとのこと。
また、ご家族に感染者がいらっしゃる場合は10~40%に跳ね上がるそうです。

なお、オミクロン株については、家庭内での感染率は30%~45%などと報道されています。
症状は軽くても感染力が強いので、家庭にお年寄りや小さな子どもがいる場合は気をつけましょう。


年代別感染者のうち死亡者数(累計概算)

※累計コロナ感染者に対しての死亡割合です。

60代:約1,636人 1.0%(100人中1人)

70代:約4,270人 4.0%(100人中4人)

80代以上:約7,089人 9.3%(100人中9人)

※人数は、厚生労働省のデータからわかるー新型コロナウィルス感染症情報を参考にした値です。

高齢者の重症化や死亡率は、確かに50代以下の年代より高い。
しかしパーセンテージにしてみれば上記の通りです。
コロナ対策は必要ですが、過剰に不安になったり、神経質になる必要はありません。



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